Ninja250Rで東北ツーリングに行ってきました(白河から一気に北九州へ)

<Ninja250rで行く長距離ツーリング12>

5/4(金)

■朝早く起床する

朝、2時半に起床する。

昨日は19時半に就寝した甲斐があってすんなり起きることができた。今日はひたすら北九州に向けて移動する。昨日寝る前に見た天気予報では3時過ぎに雨が止む予定だったので窓を開けて外を確認すると、まだ雨が降り続いていた。本当に止むのだろうか・・・。


目の前に見える駅は新白河駅。まだ雨がシトシトと降り続いている・・・

ここから北九州までの距離は約1200キロ。250ccのバイクで1日で自走する距離にしては多すぎるので、大阪まで頑張ってそこからフェリーを使おうと阪九フェリー(神戸便)の空きを確認したところ既に満室。泉大津便なら空室になっているが、泉大津まで迂回するぐらいなら途中でどこかに宿泊したほうがいい。ということで、とりあえず自走で走れるところまで走ることを決意する。

さてと、荷支度もできたのでこのまま出発したいが、外はまだ雨が若干降っているので、靴に雨が染み込まない様に靴の隙間をセロテープでガチガチに縛っておく。これで昨日のように靴の隙間から雨が染み込む可能性はぐっと減るはず。


セロテープを持ってきておいて良かった・・・


■ホテル出発から波志江PAまで

3時55分にホテルを出発し、まずは宇都宮に向かう。

白河ICから東北自動車道に乗り込んで那須、矢板と通り過ぎる。矢板を越えたあたりで空が明るくなってきて雲の隙間から少しだけ青い空が見え始めてきた。矢板は昨日渋滞が激しかったようだが、この時間だとさすがにガラガラだ。

途中、事故でぐちゃぐちゃになったクルマを見かけた。こういった事故を見るたびに安全運転の意識がより強くなる。気をつけて運転せねば。

宇都宮を越えて岩舟JCTから北関東自動車道に入る。この頃、また天気が悪くなって空は黒い雲一色になる。電光掲示板に「雨、スリップ注意!」の表示が出てきたと思ったら、すぐに大粒の雨が降り出してきた。がっかりしながら走り続けて最初の休憩所、波志江PA(群馬県)に到着する。このとき5時50分。


となりのバイクに「雨死ね!」のステッカーが貼ってあった(笑)


■佐久ICで一旦下車

波志江PAでトイレ休憩を済ませたあと再び出発する。走り始めてすぐに向こうの空で稲光が見えた。カミナリは結構な頻度で市街地に落雷している。こんな中を走り続けるのは心臓に悪い。もし直撃したら・・・(・.・;)・・・考えたくもない。そのうちにカミナリ地帯を通過する。

高崎JCTから関越自動車道に入り、すぐ先の藤岡JCTから上信越自動車道に入る。雨は相変わらず振り続けてセロテープを貼った靴も効果がなくなり、徐々に雨が浸透してきた。

長野県に入る。佐久市に入ったとき、佐久小諸JCTで長野方面と甲府方面の分岐表示が出てきた。このとき、どっちに進めばいいのか迷ってしまい甲府方面を選択。これが間違っていて、本当は遠回りになるけど長野方面に向かい、更埴JCTから長野自動車道に入って松本方面を目指すべきだった。

この間違いは佐久北ICで降りてすぐに気づいたので、すぐに高速に乗り直そうと思ったが、地図を見るとこのまま国道142号で岡谷を目指したほうが大幅に距離を短縮できそうだったので、とりあえず下道で岡谷を目指すことにした。


■ビーナスラインを走りたかったが・・・

淡々と国道142号を進む。走り続けていると白い雲と青い空が半々の割合にまで天気が回復してきた。GOOD!白樺湖の案内看板が出てきた。この白樺湖から先は去年10月の北陸甲信越ツーリングで走った道だ。そう、ここからビーナスラインに分岐できる。

ボクが今まで走ってきた名道の中でNo.1はビーナスライン。(九州だとやまなみハイウェイやミルクロードが快走路だが、美ヶ原を擁するビーナスラインはそれ以上)

急ぐ旅でもあるまいし、ちょっとだけ寄り道をしてビーナスラインを走ろうと思ったが、路面がまだ濡れていたので今回は断念。美ヶ原に通じる道は凄まじい勾配が続くので、路面状態が良いときに走りたい。


国道142号の一角にて。次回はビーナスラインで撮影することにしよう


■岡谷ICから中央自動車道で東海を目指す

去年走った国道142号を走り抜き、岡谷ICで再び高速道路に乗り込む。岡谷JCTから中央自動車道に分岐して東海地方を目指す。

ガソリンが減ってきたので駒ケ岳SA(長野県)で休憩する。雨の心配がなくなったので合羽を脱いでおく。白河市を出発してまだ350キロ強。まだまだ先は長い。

中央自動車道を走っているとき、恵那山トンネルという長いトンネルがあってちょっと疲れてしまった。長野県と岐阜県の県境を貫くトンネルらしいが、なんて長いんだろうと後で調べてみたら、その距離、実に8649メートル!長すぎでしょ!(更に長いトンネルはまだいくつかあるらしい)


駒ケ岳SAにて。第1回目の給油はここで。岐阜や名古屋、長野のナンバープレートのバイクが集まっていた


■渋滞が始まった

順調に中央自動車道を進む。路面が完全に乾いてきたので少し速度を上げる。100km/hを基本として+αで巡航する。追い抜きをかけるときは+α+αで。250ccの排気量が悲鳴を上げる。それでも頑張って走ってくれるNinjaは偉大だ。

中央自動車道も終点に差し掛かったとき、電光掲示板に「小牧JCT〜一宮間、5km渋滞」の表示が現れる。一番心配していた渋滞表示が現れてしまった。せっかくここまで順調に走ってきたのに!

小牧JCTから名神高速道路になり、小牧ICを越えたあたりで渋滞が始まる。時速0km/h〜20km/hでノロノロ運転。段々と疲れてきたので、渋滞の中、尾張一宮PA(愛知県)で一旦避難する。ここへは11時31分着。


露天で売っていた五平餅とみたらし団子を購入。東海地方のみたらし団子は甘くなくて醤油ベース


■試練が次々と襲い掛かる

30分ぐらい休憩して再び渋滞の中に混ざる。クルマと一緒にノロノロしていると、後ろからバイクがやってきては隙間をすり抜けては消えていく。ボクも同じように走りたい衝動に駆られるが、ここは安全第一。もうすぐ渋滞を抜けれそうだったので、クルマと一緒に心中することにする。

渋滞は20分ぐらいで抜け出せた。渋滞を抜け出した途端、疲れがどっと溜まってきた。今日はどこまで走ることができるだろうか。

今度は風が強くなってきた。Ninjaが風に流される。スピードを出せば出すほどNinjaが流されるので、低速走行せざるをえなくなった。ここでも安全第一。とにかく無心で先に進む。

するとまた天気が崩れてきた。雨こそ降ってはいないが、空が段々黒くなって今にも雨が降り出しそうな気配。このままだとマズイ。すぐに多賀SA(滋賀県)に入って仕舞い込んでいた合羽を取り出して再び羽織る。


■フェリーか自走か

京都を抜けて大阪に入る。この頃、フェリーで北九州まで帰ろうかどうか悩み始める。フェリーを使えば難なく明日の早朝には北九州に到着する。自走すれば北九州到着は今日の深夜になるだろう。今は14時前なので、自走すれば+8時間で22時。早くて22時なので休憩込みだと更に+数時間が必要。

迷いに迷った挙句、自走することを決意する。フェリーを使ったほうが楽だし、このまま何も考えずに北九州に帰ることができる。しかし、せっかく本州最北端から戻ってきたのだから、最後まで自走して本州縦断を達成してみたい!(事故の可能性も上がるのに) こんな馬鹿な事は人生でそうそう経験できることではないのだ。そして西宮名塩SAに到着する。このとき14時49分。


さすがに関西圏。バイクが大量に路上に停車していた


■とにかく風が強くて・・・

西宮名塩SAで給油して出発。神戸JCTで中国自動車道と山陽自動車道の分岐点になり、山陽自動車道に入る。山陽自動車道に入るとき、電光掲示板に「山陽自動車道 横風注意!」の警告が表示されていたが、あまり気にせずに山陽自動車道を選択したのがマズかった。

先に進むに連れて猛烈な横風がNinjaを襲い始める。さっきの横風より更に強くてNinjaが相当流される。山間部の橋上を走るときは最悪で、あまりに風に流されるのでこのまま飛ばされて下に落ちるのではないか。と気が気でなかった。もちろん橋の上を通過するときは屈めるだけ屈んで運転する。

風向きも左から右、右から左へコロコロ変わるので、車線の左右どちらかに寄って流れに備えることもできず、基本は車線の真ん中にいて、流されるとすぐに軌道を修正する、という繰り返しで先を進んでいく。クルマを運転しているときに比べると10倍ぐらい気を使う。

そんな状況で岡山県に入り、吉備SAに到着。このとき17時03分。


吉備SAに立ち寄るのも定番になってきた。四国の分岐点前にあるサービスエリア


■実家(愛媛)に帰ることを検討する

吉備SAには仲間と思われる愛媛ナンバーのバイクが数台停まっており、そのうちの1人から風が強くてかなり危険という会話の内容が聞こえてきた。

このままこの風に流されて北九州まで完走する自信はない。北九州まで残り360キロ。(まだこんなにあるのか!) このまま岡山でホテルを探して泊まろうかと思ったが、岡山に泊まるぐらいなら実家の四国中央市(愛媛県)に帰ったほうが良さそうだし・・・、と悩み始める。結局、悩み抜いた挙句にこのまま北九州に帰ることにした。少しでも早く北九州に帰って土日はゆっくり静養したい。

出発支度をしているときハーレーが横に停まる。このハーレーの人、気さくな方で何の会話をしたか忘れてしまったが(笑)、ボクが福島から北九州まで一気に帰ろうとしている事を話すと、「チャレンジャーですね」と返されてしまった。

北九州まで一気に帰る決意もできたので早く出発しよう!
(吉備SAに1時間も居座ってしまった)


吉備SAで購入した一口肉まん。酢醤油がなかったが、肉まんに酢醤油が付くのは九州だけ?


■とうとう陽が暮れた

吉備SAを出て、しばらく走り続けていると風が弱くなってきた。風のピークは岡山だったようだ。段々と陽が暮れてきた。夕日が眩しい。そうか、西に向いて走っているから西日を受けるのか。(当たり前)

疲れも溜まってきたせいか、集中力が途切れてきた。運転していてもボーっとすることが多くなった。これはまずい!何か気分転換しないと・・・と思いついたのは歌を歌うこと。大声で歌を歌い始める。これが効果てきめん。よし、どんどん歌ってやろう。最近聞いた曲を思い出しながら歌い始める。歌詞を覚えていない歌も多いが、フレーズで歌えばいいや。

福山に差し掛かったあたりでクルマの量が増え始めた。山陽自動車道は中国自動車道と違い、クルマの交通量が多いので、追い抜きも必然的に増える。中国自動車道の方が距離が長くて(50キロほど)、カーブも多いのだが、クルマの量は圧倒的に少ないので、もしかして中国自動車道の方が早く着くのかも知れない。

尾道でしまなみ海道との分岐点で北九州まで274キロの看板が出てきたときに少し感動。ああ、やっとここまで来た。でもまだ270キロもあるのか・・・(T_T)

東広島に入ると更に交通量が増える。この頃、陽は完全に落ちてしまった。夜は走りにくい。

広島に入ると辺りがネオンで急に明るくなってきた。広島ICを越えて宮島SA(広島県)に到着。このとき20時05分。ああ、あと少し。でも本気で疲れてきた・・・。


宮島SAの鳥居。夜来たのは初めてだが、神秘的な雰囲気


■夕食を取り、ゆっくりと休憩

宮島SAに着いた頃、疲労もピークに達し始めてきた。考えてみたら今日は早朝4時前から走り続けて既に20時。これで疲れない方がどうかしている。クルマと違ってバイクは途中で寝ることができないので、それが更に輪をかけて疲労を増大させている。ああ、ホントに疲れた。

この状態で再び走り始めるとかなり危険なので、ここで夕食を取ることにする。年末でも立ち寄ったが、ここのラーメン屋はとてもウマい!今回も「尾道ラーメンとミニ穴子丼セット」を注文する。出てきたラーメンを食べると、ほっとしてきた。疲れも少しずつ取れてきた。


宮島SAの尾道ラーメンは本当にオススメですよ〜


■北九州目前

鳥居を見学して夕食にラーメンを食べて茶も飲んでゆっくりした後、宮島SAを後にする。北九州まで残り200キロを切った。走って走って走り続ける。

岩国、周南、防府を越えて美東SA(山口県)に到着したときは22時27分。夜遅くなったせいか美東SAは人気が少なくなっており、辺りは静まり返っていた。


バイクはボク1人。シーンと静まり返った美東SA


■最後はやっぱりここ

美東SAまで来れば北九州はあと少し。最後の最後まで事故のないようにゆっくりを山口を縦断して壇ノ浦PA(山口県)に23時35分に到着。ようやくここまで帰ってきた!今日はよく走った(笑) 正直、250ccのバイクでこんなに走れるとは思わなかった。Ninja、本当にありがとう!


関門橋が本当に綺麗だった。門司か下関に住んでもいいなあ

このあとは無事に北九州戸畑の自宅まで到着。到着時刻は0時41分。
今日の走行距離はなんと1204キロ!過去最高を更新。この記録は塗り替えたくない。
走行ルートを次に示します。最後に総評を。(ちなみに土曜日は1日爆睡でした)


画像をクリックすると拡大表示します

<総評>

人生初めて訪れた東北。とても素晴らしいツーリングをすることが出来ました。
最終日は超ハードでしたが、怪我もなく無事に走り抜くことができました。
7泊8日で総走行距離は3634キロでした。

(北九州から本州最北端大間崎まで1800キロ強。ちょうど本州を端から端まで往復した距離です)

去年、東日本大震災が発生したとき、今年東北にツーリングに行けるとは夢にも思いませんでした。今回の東北ツーリングは初日から快晴に恵まれて楽しかった反面、最終日だけは天気に恵まれず、福島でのツーリングが出来なかったことが心残りでしたが、全体的には大満足。点数は90点ぐらいです。

また、ちょうど桜が咲き始めた季節だった為、2012年は1ヶ月近く桜を見ることができたのもよかったです。

さて、これでボクが行ったことない都道府県は茨城県だけになりました。今回ツーリング出来なかった福島県と併せて、今度は福島茨城ツーリングを計画したいと思います。そして次回のロングツーリングではキャンプツーリングにも挑戦したいと思います。また東北に行きますね〜
\(^o^)/


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