Ninja250Rで東北ツーリングに行ってきました(青森〜恐山〜大間崎〜おいらせ〜盛岡)

<Ninja250rで行く長距離ツーリング12>

本日のルート



5/1(火)

■本州最北端に向けて

どうも東北に来て寝つきが悪い。
今までツーリング中はどこに行っても直ぐに寝つけていたのだが。

今日も完全に熟睡できないまま4時過ぎに起床する。

天気は今日も快晴で嬉しい限りだが、明日以降の天気が気になる。ウェザーニュースで週間天気予報を見ると、昨日テレビで放送していたとおり、5/3以降は天気が崩れるようだ。


青森の空は雲ひとつない快晴!本当に明日以降天気が崩れるのか半信半疑

荷支度をしてチェックアウトしようとホテルのフロントに向かうと、フロントはシャッターが降りていた。そうか、昨日チェックインしたときに料金は払っているし、カギは領収証に記載されている8桁の数字だったので、チェックアウトの手続きはいらないのか・・・。結構、理にかなっているような気はするが、シャッターが降りているフロントは初めて見たな。

スーパーホテル青森は駐輪場がなかったので、昨日はホテル裏のごみ捨て場にNinjaを無理やり停めさせてもらった。朝、その無理やり停めたNinjaの横に横浜ナンバーのハヤブサも停まっていた。Ninjaならまだしもハヤブサがこんなに無造作に置かれてていいのだろうか。


Ninjaはホテルの敷地内だけど、ハヤブサは辛うじて敷地内だが限りなく道路横だった

今日は本州最北端の大間を目指す。ホテルを出てまずは下北半島に向かう。国道4号で野辺地に入り、その後はむつ市に向けて北上する。このむつ市に向かう国道279号は今年の2月に猛吹雪でクルマが100台以上、何日も立ち往生した道だったと記憶する。(全国ニュースで流れて結構有名になった)

そう、東北の冬は九州や四国とは比べ物にならないぐらい厳しい環境なのだ。それは昨日の八幡平でよくわかった。これだけ雪が凄いと、「冬=辛い季節」だけなので冬になる楽しみというのがない気がする。九州の場合、晴れた冬の日のツーリングは空気が澄んでいて結構楽しかったりするのだ。

国道279号を走っている途中、周りが木に囲まれた所でいきなりリスが出てきて焦った。何か出てきそうだな、と注意しながら走っていたのが功を奏して、ボクもリスも無事だったのでとりあえず良かったが。あと、国道279号は片側一車線で直線の道が多いので、やたらと追い抜きをかけるバカが多い。制限速度+αで走っているボクのNinjaを煽った挙句、ガンガン抜いていく。こういったバカをどんどん取り締まればいいのに。

ホテルを出発して1時間ちょいで道の駅「よこはま」に到着。横浜町の道の駅だから「よこはま」。神奈川県横浜市とは何の関係もなさそうだ。


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■日本三大霊場、恐山

道の駅「よこはま」からむつ市に入り、大間崎の前に恐山を目指す。

恐山は知る人ぞ知る霊場で心霊スポットとしても有名。ボクはあまり心霊スポットには興味がないのだが(というより、そういった類の話は嫌い)、せっかくここまで来たので超有名な恐山には行って見たかった。

むつ市から県道4号で恐山に向かう道からして不気味な雰囲気。人気のない森の中をひたすら走るので、この時点で既に冷や汗をかいてたりする。急な登りが続いたと思えば、今度は一転、急な下りとカーブの連続で、雪も道路脇に残っているので結構神経を使う。

下りを降りきったとき、凄く綺麗な湖が目の前に現れる。宇曽利山湖というらしいが、その鮮明な景色が不気味さを一層引き立てる。そして最初に目に入ったのは三途の川にかかる橋だった。


この橋をまだ渡るわけにはいかない・・・

恐山菩提寺に到着。朝、早いにも関わらず既に十数台のクルマが駐車場に停車している。入場料500円を払い、菩提寺に入る。中に入るとその景色は不思議な感じで、この世のものとはかけ離れている。白いゴツゴツとした岩が地獄世界を連想させる。とてもオカルトちっくでちょっと怖くなってきた。でも景色は綺麗だ。


外人だとどう感じるのだろう・・・。「OH!Great!」なんかね?


賽の河原にて。賽の河原とは親より先に死んだ子供がその親不孝の報いで苦を受ける場


地獄世界にこんな可愛いお地蔵さんが・・・。目が可愛い

ここに来て、死んだじいちゃんや親戚のおいちゃん、おばちゃんを思い出した。みんな天国で元気にやってるかなあ。人間いつか死ぬのだから、今生きているこの瞬間瞬間を大切にして、遊べるときに目一杯遊んでおこう!


■大間崎へ

次は本州最北端の大間崎に向かう。引き続き県道4号から薬研に向かい、薬研から国道279号に合流する。この薬研に向かう県道4号も人気のない森の中をひたすら進む道で、対向車もほとんどいなかったので結構怖かった。こんなところでバイクが故障でもしたら多分泣くと思う。朝早く明るい時間でも怖いぐらいだから、暗くなったらどうなるんだろう。

県道4号から国道279号に入った途端、霧が視界を遮る。天気はいいのに霧が凄いのでまるで悪天候状態。霧は海から発生しており、走れど走れど霧はかかったままなので、対岸の北海道をまったく見ることはできない。

対向側でライダーとも結構すれ違う。お互いにピースサインを交わす。本州最北端に近いここにいるライダーは大半が遠方から来ているだろうから、ピースサインの割合も多いのだ。

そして大間崎に到着。大間崎に来るまでの道にはほとんど人気がなかったのに、大間崎に着いた途端、結構人が集まっていてびっくりした。


学生が画板を持って絵を描いていた。考えてみたら今日は平日だった

そしてお約束のこの写真。本州最北端の石碑で記念撮影!


霧で海がまったく見えないが、本州最北端だ!

せっかく大間に来たのだから土産を買ったあとはマグロを食べて帰ろうとすぐ近くの海鮮料理屋に入る。もちろん注文するのはマグロ丼。

最北端すぐの店だけに値段もそれなりにするのだが(3000円弱)、まあこれも観光地値段だろうということでマグロを食べてみると・・・、うま!マグロというよりトロの味。初めて東北で名物料理を食べたことに満足する。


味は素晴らしかった。大間に来てこれを食べないと意味がない


さて、あとは本州をひたすら南下するのみ。これから北九州まで移動すると正真正銘、本州を完全縦断だ!!


■大間崎へ

下北半島を南下していく。先ほど来た道を戻り、むつ市まで戻ったあとは今度は太平洋側の国道338号を南下する。最初は景色の良い快走路が続くが、そのうちにバイパス側と書かれたほうに進んでいくと、町の集落に出てしまった。辺りはどうみても田舎の旧道そのもの。これがバイパス?と思わず首を傾げてしまった。


これがバイパス?

そのあと、先を進むとすぐに六ヶ所村の案内が出てくる。この後はようやくバイパスなりの道になり一安心。あのまま田舎の旧道が続いていたならどこかで引き返すつもりだった。

六ヶ所村といえば核のゴミを抱える村として有名。国道338号の道沿いに物々しい核の再処理工場が顔を現す。核のゴミ、放射能というリスクを受け入れた代わりに得られた豊富な財政。福島の原発も安全神話で事故が絶対に起きる事がないと言われ続けてきた。しかし現実はあのとおり。それなのに未だに国は経済的な理由のみで原発を再稼動させようとしている。

雇用がなくなるから原発の再稼動は必要?冗談ではない!原発は負の遺産であり、経済の理由だけで再び地球の環境を滅茶苦茶に破壊しようとしているのは異常としかいいようがない。稼動するだけで膨大な核のゴミを生み出し、それを何万年と管理していかなければならない。トイレなきマンション。また福島のような事故が起こったとき、一体誰が責任を取るのだろう。(いや、誰もひとごとなのだろう)


六ヶ所村から核のゴミが消える日は来るのだろうか


■チェーンがシャリシャリシャリ・・・

三沢市に入ったあたりでチェーンから微妙にシャリシャリシャリ・・・、という音が漏れるようになる。そういえばバイク屋でチェーンとスプロケを交換したとき、チェーンルブを注入してくれたのだろうか。(頼むのを忘れていた) このまま走り続けていたらチェーンが痛みそうだったので、おいらせ町のホームセンター「コメリ」でKUREのチェーンルブを購入。(定価だった、高い!北九州ならチェーンクリーナーとセットで1000円弱なのだが)

ホームセンターの駐車場でこっそりチェーンルブを注入。よし、これでツーリングを再開できる。


小型のチェーンルブが欲しかった。また荷物が増えてしまった・・・

駐車場でこれからどうやって盛岡に進もうかツーリングマップルを見ていたところ、うちの親戚そっくりのおじいさんから、「また遠いところから来なすったなあ。どこまで行くんかの?」と声を掛けられたので、「盛岡です」と応えると、「それなら、そこの下田百石から東北道に出れば盛岡にすぐ行けるぞい。入り口はちょっと回りこまないといけないからわかりにくいが・・・」と教えてもらった。「ガソリンが足りんなら、すぐそこにガソリンスタンドもあるぞ」とまで。おお、ちょうど給油したかったところ。まさにこちらの悩みをすべて解決する回答。素晴らしいおじいさんだった。


■盛岡に向けて

下田百石から盛岡に向けて走りだす。久々の高速走行。チェーンのシャリシャリ音はなくなり順調にNinjaが進む。折爪SAで休憩後、東北自動車道と合流して盛岡に向かう。盛岡に近づくにつれて右手から岩手山が見えてきた。岩手山は標高2038メートル。周りに高い山がないので、その存在感が凄い。

岩手山SAでバイクを停めたとき、横にいた浜松ナンバーのCB400SBのライダーからいきなり「さっき前を走っていましたよね?走行中、何か足に当たった気がします・・・」と言われたので、ん?もしかしてボクが何か落としたと疑われているのか、と思って念のため荷物を検査してみると、その浜松ライダーが、「あ!オレの腕時計がない」と大騒ぎ。どうやら、腕時計のバンドが壊れててセロテープで仮止めをしていたらしいが、その仮止めがまずかったようだ。

そのあと、浜松ライダーは「これはまずい!すぐに連絡しないと!」といって、SAの案内所の中に消えていった。ボクも気になったので20分ほど待っていたのだが、結局そのライダーは戻ってこなかったので、気掛かりだがそのまま岩手山SAを後にした。


岩手山という山があることを初めて知った。本当に綺麗な山


■盛岡市に到着

すぐに盛岡市に入る。盛岡ICを降りたとき、ケーズデンキが見えたのでそこに立ち寄る。実は今日の出発当初からスマートフォンの給電が停止している状態で、気温も高くない早朝にも関わらず給電がまったくできなかったので、念のためシガーソケットのケーブルを新しいものに交換しようと思っていたところだった。

スマートフォンの電池残量を気にするとナビは使えないし、Facebookにチェックインできないし、本当に不便。これで給電が正常に戻ってくれれば・・・。


シガーソケットタイプとUSBタイプの2つを購入


■ホテルジンに到着

ケーズデンキから15分ほどして今日の宿泊先「ホテルジン」に到着。わざわざバイク用の駐車スペースを空けてくれていたので助かった。それにすごい丁寧な応対と心遣いで驚いてしまった。

盛岡といえば盛岡冷麺。ホテルの従業員に「どこか有名な店はありますか?」と聞いたところ、「そこの盛岡駅の反対側の出口に有名なお店がありますので、そちらはどうでしょう?」との回答を頂いた。荷物を部屋に置いたあと、さっそくそこに行ってみる。


オドメーターは既に21000キロを超えていた。今日1日で450キロ走行!


■絶品、ぴょんぴょん舎の「盛岡冷麺」

ホテルから盛岡駅に向かう。盛岡駅に近づくにつれて地方都市の駅とは思えないぐらい巨大な駅の姿に驚く。昔は東北新幹線の終点ではあったのだが、それにしてもでかい。100万都市、北九州の小倉駅より大きいのではないだろうか。

ホテルとは反対側にある駅の出口を出てすぐにオススメの店に着く。「ぴょんぴょん舎」という店らしいが、どうも焼肉屋らしい。1人焼肉は1年半前に近畿ツーリングで体験したとき以来。何となく1人だと気まずいが、せっかく盛岡まで来たので・・・と、中に入ると、「肉焼きますか?」と言われて、「あ、はい」と応える。

すると、2階の1人焼肉専用のテーブルに案内される。(大きい丸テーブルになっていて、テーブルを知らない人同士が囲んで座っている) これなら1人で焼肉でも恥ずかしくない。さっそく焼肉数人前と盛岡冷麺を頼み、出てきた盛岡冷麺を食べてみると、麺がツルツルしてて、なんかところてんみたいな食感。でも味はGOOD!そして肉もGOOD!昼に続いて贅沢な食事を1人で楽しむ。周りはみんな携帯のカメラで盛岡冷麺の写真を撮っているようだった。


冷麺もさることながら、肉も柔らかくてウマかった。今日は東北に来てようやく食を楽しめた!

食事のあとはホテルに戻り、今日の出来事をノートパソコンにまとめておく。明日から天気は下り坂。とにかく一分の望みをかけて天気予報が良いほうに外れてくれることを祈りつつ、静かに熟睡していた・・・。

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