Ninja250Rで鹿児島宮崎ツーリングに行ってきました(2011年版 2日目)

<Ninja250rで行く長距離ツーリング8>

本日のルート


都城〜垂水まで


鹿児島〜指宿〜枕崎〜知覧〜鹿児島まで

8/28(日)

朝、5時半に目が覚めて出発の準備をする。
6時前に空を確認するとまだ暗いけど快晴!今日も楽しく走れそうだ。

ホテルをチェックアウトしたのち、Ninjaにスマホのナビをセットする。いきなり佐多岬をナビに入力すると最短ルートで行先を表示されるので、志布志経由の国道448号で行きたいボクには都合が悪い。とりあえず志布志駅にあわせる。


6時前の宮崎の朝はまだ暗い


■くにの松原にて

ナビに案内されるまま国道222号から県道65号に入る。都城から東に向かう国道222号はサトウキビ畑の真ん中に道路があり、道路の横には椰子の木が植えられていて思わず感動。何人か既に畑作業に勤しんでいたが、こんなところで仕事ができるなんて羨ましい限りだ。

感動の余韻に浸りながら国道222号から県道65号に入ったが、県道に入った途端、目の前にトラックが出てきて、トラックの排気ガスに晒されながら走る羽目になる。しかも県道65号沿いは木が覆い茂っていて、トラックが通るたびに木の枝が揺れて、その反動でボクに水(雨?露?)が降りかかる。トラックはすぐに曲がると思っていたけど、結局志布志までトラックの後ろを走ってしまってすこしゲンナリしてしまった。

志布志で2回目の給油のあと、国道448号で佐多岬を目指す。

国道220号から国道448号に入った途端にクルマの台数が激減し、すぐに「くにの松原」という松の地帯に入る。松原といえば唐津の「虹の松原」、宗像の「さつき松原」を知っている程度で、「くにの松原」という名称は今回初めて聞いた。あまり有名ではないかも知れないけど、周辺の道は直線でとても走りやすい。


虹の松原やさつき松原より松の密度は若干低いようだが、松が低い分、陽はよく当たる


■日本一宇宙に近い町

国道448号は海沿いの国道で評判どおりの快走路。志布志石油備蓄基地が遥か先に現れたと思ったら、いつの間にかNinjaのサイドミラーに現れて、今どこを目指して走っているのかわからなくなるくらい無心でNinjaを走らせる。

そのうち、不思議なパーキングエリアに到着する。何かのアンテナのようだが、なんだろう?と思いNinjaを停めて確認すると、どうやら宇宙をイメージしたオブジェらしい。そう、この辺りは旧内之浦町で宇宙観測所があるところ。キャッチフレーズは日本一宇宙に近い町。ここのパーキングは「銀河連邦ウチノウラ共和国」。古びた案内板に書いていた。


カーブを曲がった先にいきなりこのオブジェが現れる。これで宇宙と交信しているらしい。Ninjaと宇宙


■宇宙への架け橋、国道448号

国道448号沿いにある「内之浦宇宙空間観測研究所」を地球を見立てて、その周辺の橋は水星橋、金星橋・・・、という風に名付けられている。宇宙空間観測所までは急な登り道が続き、路面状態がよい上に要所要所で登板車線が用意されていて、登り道をグイグイ上がる。Ninjaで坂を上っているときほど楽しい時間はない。

宇宙研究所に到着する。国道沿いから見る宇宙研究所は普通の建物で、宇宙らしさはあまり感じられない。

宇宙といえば一時期、火星に凝ったときがあった。火星は地球から5000万キロ〜1億キロ離れた太陽系の惑星で、一時期火星に生物がいるかも、と話題になったこともあった。アメリカを中心に火星に無人探索機がいくつか打ち上げられているが、そのほとんどは失敗に終わっており、日本で火星に送った探査機「のぞみ」も2003年に失敗に終わっている。

光の秒速は30万キロ。1分間で1680万キロ。火星に万が一探索機が到着したとして、地球からリモコンで指示を出したとしても探索機に届くまで3分〜6分近くかかるということ。ちなみに月と地球の距離は38万キロ。つまり地球に一番近い太陽の惑星火星ですら月と比べると何百倍も解析が難しいのだ。よって火星への有人探索機など夢のまた夢で、ボクが生きている間に実現するのかといったレベルだろう。




■国道448号から佐多岬まで

再びNinjaを走らせる。9時を過ぎた途端、段々と暑くなってきた。海沿いの道から山中に入り、畑が出てきたり民家の中を走ったりと、風景は変化に富んでいて飽きが来ない。やっぱツーリングはこうでなくちゃ!

国道448号から県道68号に入ると、さらに快走路になり、直線の道が続く。阿蘇に勝るとも劣らない道ばかりで鹿児島の奥の深さを感じ始めるのはこのあたりから。道にカニが歩いていたり、蛇の抜け殻が落ちていたりと快走路ながら南国チックな雰囲気はさすがだ。

ここら辺まで来ると佐多町まで○○キロ、佐多岬まで○○キロの案内板がようやく出てきた。佐多岬の案内板がときどき手書きの板だったり、分かれ道で案内板がなかったりして、ナビの助けを借りながらNinjaを進める。


国道448号の海沿いの景色はサイコー。ここを下った後の砂浜で写真を撮れば良かったかも!


■本土最南端、佐多岬到着

長い道のりを経て、ようやく佐多岬手前のロードパークに到着する。道の途中に料金所があり、大人1人500円という結構な料金を取られる。仮に1台のクルマで友達4人ときたら2000円も取られるのだろうか。高すぎというか驚くばかり。しかし昔は佐多岬ロードパークですら往復1000円取られたらしいから少しマシになったのだろう。

展望公園に到着後、Ninjaを停めて岬に向かって歩く。展望公園から岬までは徒歩移動のみ。本日閉店の売店の前を通り、トンネルを抜けたあとは岬まで長い道のりが続く。周りの雰囲気は先月行った愛媛の佐田岬と本当に似ていて、思わず1ヶ月前に戻った錯覚に陥った。しかしよく考えてみると佐田岬では鬼のようにいた「ふなむし」が佐多岬には1匹もいなかったのはなぜだろう?

ようやく展望台に到着。高校生ぐらいの男の子が既に風景を撮影しており、その後に「すみません、写真を撮ってもらえませんか?」とお願いされる。写真撮影が終わったとき、「北海道からここまで自転車で来ました」と聞かされてびっくりする。まさかすべて自走していないとは思うけど、その若さで自転車で日本一周なんて大したもんだ。
(いや、若いうちにしかできないのかも知れない)

「5月にそこの看板に書いてある北海道の最東端には行きましたけどね」と応えたが、本当は「最北端と最東端には行きましたけどね」と応えたかった(笑) しかしよく見ると、本土最西端は北九州から意外に近いじゃないか。ということで、次は本土最西端に行くことを決意する。なぜバイクに乗ると○○の最○端というのを目指したくなるのだろう。クルマで移動する場合はまったく気にしないのにね。


ようやく本土最南端に到着。これで本土最東端とあわせて2つ制覇。あと2つ


■道の駅「根占」

佐多岬を後にして大隈半島を北上する。県道から国道269号に入り道の駅「根占」というところで小休止。佐多岬からそれほど走っていないけど、とにかく暑くてたまらない。

道の駅根占の対岸に大きな山が見える。すごいくっきりした大きい山で存在感がある。後でインターネットで調べたら、鹿児島では有名な開聞岳(かいもんだけ)という山で、その形の良さから別名「薩摩富士」と呼ばれているらしい。本当に綺麗な形をした山で、駐車場に他のクルマが入ってくる前に記念撮影をしておく。

日本で一番南の道の駅(看板にそう書いてあった)には食堂があったのでちょっと早いけど昼食にする。時計を見ると11時半。メニューは色々あったけど、フツーにカレー(500円)を注文。名物の刺身定食(1200円)でも良かったけど、なんとなくカレーが食べたかった。カレーなんて鹿児島らしくないなあ。(笑) 今思うとやっぱり刺身定食にすれば良かったかな、と少し後悔した。(-_-;) (でも結構苦手な刺身もあるんだよね)


開聞岳をバックに記念撮影。周りの山が低い分、存在感がある


■垂水からフェリーで鴨池(鹿児島市)へ

このまま更に北上して桜島からフェリーに乗ろうと考えていたが、根占から指宿行きのフェリー(フェリーなんきゅう)が最近開始されたらしく、これを利用しようかどうしようか悩む。ツーリングとしては少しでも走りたいが、一気に指宿まで渡って、向こうで時間を使うのも悪くない。

スマホでフェリーなんきゅうの時刻表を調べる。しかし残念ながら次の出航時間は15:00。あと3時間も待つ気にはなれないので今回はパスをする。

再び、国道269号を北上する。錦江町、鹿屋市を抜けて垂水市に入ったとき、今度は垂水からもフェリーが出ていることを知る。当初、桜島からのフェリーしか調べていなかったけど、色々悩んだ挙句にこちらのフェリーを利用することにする。なぜこのフェリーを利用するのかというと、こっちのほうが桜島を綺麗に見られると思ったから。あと少し時間がおしていたこともあるが。

フェリー乗り場到着後、手続きをしたあとに直ぐにフェリーが出航する。フェリーから見る桜島は雄大。ボクと同じく大勢の人が写真撮影していた。上のほうが曇っているけどあれは火山灰なのか、よく区別がつかなかった。


桜島の上の曇りって煙なのかも


■道の駅「喜入」

フェリーの運行時間は35分。14時05分に鹿児島市に入り、今度は薩摩半島を南下する。県道から国道226号に入るが流れが悪い。今回初めての渋滞。道沿いの看板には「渋滞緩和のため、早期に4車線化を!」の看板が目立つ。

夏のツーリングで渋滞は雨と同じくらい辛い。焼けるようなアスファルトの熱にNinjaもボクもクラクラ。ヘルメットの中の気温は上昇し、すぐに休憩しないと大変なことになりそうだったので、国道226号の最初の道の駅「喜入」というところで休憩する。

夏くらいツーリングに過酷な時期はない。「夏のバイクって最高ですね」と言われるが、それはバイクに乗ったことがない人の台詞。それでも夏にロングツーリングをしたくなるのは何故だろう。日が長いから?それとも何か他に夏にしかない魅力があるんだろうなあ。

道の駅「喜入」に入ると温泉施設であることに気づく。どちらかというと古いスーパー銭湯に土産店をおまけで併設した感じで、一見さんが訪れる道の駅としての魅力はイマイチ。ということで、早々に喜入を引き上げて、すぐ近くにある道の駅「いぶすき」を目指す。


駐輪場が空いていなかったので、駐車禁止ラインに停めてしまった


■道の駅「いぶすき」から池田湖へ

道の駅「喜入」から道の駅「いぶすき」へは20分ほどで到着する。

ツーリングマップルを見るとソフトクリームがオススメらしいが、ソフトクリーム屋の前は既に大勢の人が並んでいて購入を断念する。そんなに並んでまで買う価値があるのかは気になったが。

道の駅「いぶしき」は指宿市の端っこで、これからどのルートで枕崎に向かうかツーリングマップルを見ながら検討する。指宿市街地に入って枕崎市に行くのも渋滞で時間がかかりそうだし、指宿は温泉街なので温泉目的なら嫁とクルマで来ればいいし・・・、など考えた末に、このあとすぐ近くの県道28号から池田湖経由で枕崎に向かうことにする。

県道28号に入ると開聞岳が更に目立つようになり、池田湖に差し掛かったときに開聞岳の存在が一層際立つ。対岸の根占からでもあれだけ目立っていたのだから、近くに来るとより目立つのは当たり前か。

ちなみにこの県道28号も快走路で素晴らしいツーリングコース。大隈半島といい薩摩半島といい、鹿児島県はツーリングスポットとしてはかなり素晴らしい県じゃないかということに気づき始めてきた。


池田湖からみる開聞岳。薩摩富士と呼ばれるだけあり、その景観は素晴らしいの一言


■日本最南端の始発(終着)駅、枕崎駅

池田湖を抜けて国道226号を淡々と突き進む。今日も結構走っている上に暑さがピークを迎えているので段々と疲れが出始めてきた。信号待ちの時に油断して今回初めてエンストをしてしまいちょっと恥ずかしい思いをした。
(微妙に前のめりになるので200キロ以上のバイクだと立ちゴケするかも)

Ninjaが枕崎市内に入る。枕崎駅の案内板が出ているけど枕崎駅がどこにあるのかわからなくて道に迷う。(スマホは異常に熱くなっていたのでナビは停止中)

枕崎駅をようやく見つけたとき、そのあまりの小ささに驚いてしまった。もしかして無人駅?やはりそうらしい。しかも話に聞いていた日本最南端の始発駅の灯台を見つけようにもなかなか見つからず、なぜか駅から少し離れたところにあるし疑問に思ってしまった。(あとでインターネットで調べると2006年に駅が移設されたとの事でようやく疑問が解けた)

駅の入り口の看板に枕崎駅から北海道稚内駅までの距離は3140キロと書いていた。稚内駅といえば5月に行ったときの事を鮮明に思い出す。大雨だったなあ。(T_T) 世の中にはツワモノがいて、青春18きっぷ(普通・快速)で稚内から枕崎まで乗ってくる人がいるらしい。

辺りにチャイムが鳴り響く。時計を見ると17時。早く鹿児島に向けて帰らねば!


日本最南端の岬、日本最南端の道の駅に続いて、日本最南端の始発駅。ボクにとっては稚内が終着駅


■南九州市と北九州市

枕崎から県道34号と県道27号で南九州市経由で鹿児島市に向かう。南九州市は何年か前にいくつかの町が合併して新しく生まれた市らしく、北九州市と1文字違いの市。両市は交流提携を結んでいるらしいけど、北九州市に住んでいて南九州市が話題に挙がることはない。ボク自身、南九州市の存在を知ったのはつい最近なのだ。

南九州は旧知覧(ちらん)町が含まれていて、どちらかというと知覧のほうが有名。知覧茶、知覧特攻平和会館など知覧の名前を冠した名称は多くのところで出てくるので、南九州市=知覧町というイメージが拭い切れない。

県道34号を走っていると茶畑一帯に遭遇する。鹿児島は全国2位の茶所なのは意外に知られていない事実なのかも知れない。(京都ではないんですよ)

知覧市街地を抜け、そのまま鹿児島市を目指す。一応、今回予定していたスポットはすべて周り終えたので、今日一気に北九州に帰るか鹿児島市で宿泊するか迷い始める。鹿児島市から高速道路に乗れば北九州まで4時間弱で到着するし、土日なら高速道路(ETC)は半額だからね。


辺りは茶畑一色。知覧茶は有名だが全国的な知名度はそれほどではないらしい


■鹿児島中央駅近くのホテルで宿泊

結局、今日は鹿児島に留まることにし、明日は霧島経由で北九州に帰ることにする。

鹿児島市に入った途端、渋滞に巻き込まれる。渋滞を一旦抜けて近くのすき家の駐車場で今日の宿泊先を探す。安くて綺麗なホテルは鹿児島中央駅周辺にしかなかったので、鹿児島中央駅すぐのビジネスホテル「ホテルクレスティア鹿児島」を予約して、そこに向かうことにする。ツーリングに来ている場合、基本的に駅周辺のホテルには泊まりたくないけどしょうがない。(駅周辺ってとても混むし、駐車場が少ない場合も多く、あっても有料のところが大半なので)

ホテルに向かう途中、空からパラパラ・・・と雪みたいなものが落ちてくる。濡れていないので雨ではない。なんだろう?と思いヘルメットのシールドを開けた途端、凄まじい砂が目に入り、すぐにシールドを閉じる。もしかして火山灰?噂には聞いていたが、こんなに火山灰が降るとは思わなかった。

ホテルに着くまで火山灰は降り止まず、ホテルの駐車場で見たNinjaは真っ白。あちゃ、こりゃー気合入れて洗車しないとNinjaが可愛そう過ぎる。噂には聞いていたが本当に凄まじい火山灰だった。鹿児島、恐るべし!


写真では伝わりにくいが、火山灰で真っ白!

ホテルに入ったあとは荷物を置いて近くのラーメン屋で夕食にする。頼んだラーメンは鹿児島らしく黒豚ラーメン。味に関しては可も不可もないといった感じの普通のラーメンだった。やはり昼に刺身定食を食べておくべきだったかな。

風呂に入り、ツーリングマップルで予定していなかった明日のルートを検討する。霧島までは県道経由で走って・・・、という風に頭を使っていると直ぐに眠たくなってきたので早めに就寝する。今日はかなり多くの観光スポットを訪れることが出来たので大満足の一日だったが、アクセルの回しすぎで右手の親指の付け根が痛くなってきたのが少し心配だ。


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