新婚旅行でイタリアへ・・・(3日目)

【3日目 2008/10/27(月)】
 ベネチア(サンマルコ寺院、ドゥカーレ宮、サンマルコ広場、ゴンドラ遊覧) 〜 フィレンチェ


サンマルコ広場にて 絵葉書を買ったらただでイヤリングをくれました。おじさん、ありがとう。
イカスミで真っ黒になった歯・・・ ゴンドラにて川下り


今回の旅行で僕の中の一番のメインはベネチアだ。
こち亀で両さんと部長がヨーロッパ旅行で訪れた場所で、中学生のときから訪れたい場所だった。

朝食後、バスから船に乗り継ぎベネチアへ向かう。ベネチアは大小様々な島からなり、島内は
クルマはもちろん、バイク、自転車も禁止で交通手段は船だけなのだ。ガソリンスタンドも
船のみ利用する。

屋根付きの船に乗っているとはいえ寒い。この時期、朝8時でも非常に冷え込む。
海と川に囲まれたベネチアの冬は寒いらしいので、今の時期が僕たちの限界線かも知れない。

島に入るとすでに大勢の観光客が押し寄せている。

最初にドゥカーレ宮殿に入る。現地ガイドがギャグを交えた歴史的な説明をしてくれる。
僕は中世ヨーロッパにはあまり詳しくないのでほとんど馬の耳に念仏状態だったが、
ギャグを入れてくれると助かる。笑いがあると多少なりとも真剣に聞いてみようとするものだ。

現地ガイドが面白い人で、大学で日本学を勉強していたらしく、日本についてよく知っていた。
親日家で流暢な日本語を話す。ギャグは日本語で日本人に受けるレベルだから相当なものだ。

イタリア語と日本語は実は共通点がある。それは発音が同じということ。
日本人がイタリア語を覚えるとき、発音は日本語会話のままでいいので比較的習得が
容易なのだそうだ。逆にイタリア人が日本語を覚えるときも同様だ。
日本語の細かい表現は難しいが、日常的な会話を習得するのはそれほどの苦労はないらしい。

僕も「ボンジョールノ」(こんにちは)、「ボナセーラ」(こんばんわ)、「グラッチェ」(ありがとう)
の3点セットは覚えた。あとはここからどう応用にもっていくかが今後の課題だ(笑)

現地ガイドなのにベネチアであまり買い物はするな、という。それはベネチアは日本の銀座ですべての
物価が高いから。同じものが他の都市でも売っているのでそっちで買ったほうがいいよ、と教えてくれた。

物価が高いのはうなずける。なんせ流通手段も船しかないのだ。物を運ぶ手間賃が他都市より高く
つくのは必然だ。

自由行動に入り、昼食まで1時間ほど時間があったので、ジェラートを買ってみた。
2ユーロだが味は抜群。レモンが非常においしかった。サンマルコ広場の椅子に座って食べようとした
ところ、美人の店員に「ノーノーノー」と言われて追い返されてしまった。その後、イタリア語で
何かしゃべっていたが、よくわからなかったのでとりあえず退散することに。
アイス系がダメなのか、もっと高いものを注文しないとダメなのかはわからなかったが、
周りを眺めながら立ち食いした。(後でツアーの人に聞いたら椅子に座るにも別途金がいるとの事だった)

ヨメさんがひとつの店で絵葉書を買う。1ユーロだったが、初老と見られる店員さんが
おまけでイヤリングをもっていけという。「タダなんかね?」「たぶんそうやない?」と言いつつ、
イヤリングを店員につけてもらって僕たちは「グラッチェ」「グラッチェ」といいつつ店を後にした。

その後、さらに出店でイタリアのTシャツと前掛けを購入した。両方で19ユーロと比較的安い値段。

昼食はイカスミのパスタ。食べるときに歯が真っ黒になる有名なパスタだが、実際に食するのは
初めてで期待した以上においしかった。もちろん歯が真っ黒な写真をしっかり撮られた(笑)

昼食後はゴンドラで観光する。海は綺麗だが島内の川は綺麗なものではなく、生活排水が
普通に流れているので匂いが多少気になった。島内は人が生活しているので当然なのだが、
柳川の川下りのほうが風情がある気がした。川にある信号も探せなくて残念だ。

その後、ベネチアを後にしバスでフィレンツェに向かう。

途中、トイレが無料ということで添乗員さんが気を利かせ、イタリアの観光客向けの
スーパーに立ち寄る。スーパーには日本でもおなじみのキットカットやプリングルスが売っていたので
思わず購入してしまった。

バスの移動中、添乗員さんがイタリアの文化について説明してくれた。

 イタリア、というかヨーロッパ全体では残業は嫌われる。残業しなくても
 年に1回の贅沢ができて普通に生きていければいいじゃないか。人間として
 生まれてきたのだからもっと1日1日を楽しく過ごしプライベートを大切にしよう。
 イタリア人が一番大切なものは家族。特に母と息子の仲がよく、息子も母親を非常に
 大切にする。次に恋人や友達、さらにその後にサッカーやクルマがくる。

 今、イタリアも含め、ヨーロッパはひとつのヨーロッパ国を目指しているらしい。
 イタリアやフランス、イギリスやフィンランドやオランダなど、
 すべてをひとつにした国づくりを目指しているそうな。ヨーロッパ各国の良いところ、
 悪いところを見習い、もっともっとヨーロッパ全体をいいようにしていこう。

我々、島国日本はアジアや世界を意識した発想が少ない。
僕たちが小さいころから教育を受けたときも世界一より日本一の方が意識が強い。

労働に対する考え方もまるで違う。
日本は未だに戦前の軍隊教育が消えていないように思える。
会社を優先、会社に従え、会社の思想を個人の思想にしろ、という無言のプレッシャーを
常に労働者に与えている。スポーツでもチームワークが善、個人プレーよりチームプレーと
大切にしろ、と子供のころから教えられる。自分の能力を組織で発揮しろ!という組織的な考えが
日本。日本の豊かさは長時間労働によって得たものだ。

もちろん日本には日本の良さもあるが、もうちょっとアバウトになってもいいんじゃないかな、と思う。
昨今の企業不祥事も厳格に定めたルールについていけなくなって、つい不正して
ごまかしてルールに沿った振りをする。そんな気がしてならない。もう少しアバウトさが欲しいね。

4日目へ


戻ります