Ninja250Rで北海道ツーリングに行ってきました(4日目)

<Ninja250rで行く長距離ツーリング6>

本日のルート


5/2(月)

■朝から衝撃!

夜、早く寝すぎたせいか2時半に目が覚める。20分ほど布団に包まるが、完全に目がさえてしまったのでホテル最上階の大浴場に向かう。熱い風呂に浸かった後、布団に入ればまたゆっくり寝られるだろう。

風呂から出て暗い外を見ると相変わらず雨が続いているようだ。「雨よ!早く止んでしまえ!」と心の底で唱える。再び布団に入るがどうも寝つきが悪い。いつもなら数分で完全熟睡なのだが。

ようやく寝付いた頃、寒くて震えている夢を見る。昨日の寒さがよほど堪えたのか、普段夢など見ないのに。

結局、夢にうなされて熟睡できないまま朝を迎えてしまった。布団から抜け出し、カーテンを開けて外を見ると衝撃が!何と吹雪いているではないか!!


写真からは伝わりにくいが、雪が横殴りに降っている

急いでウェザーニュースを確認すると、何と朝から雪マークになっている!天気予報が更に悪い方向に外れてしまった。今、何月でしたっけ?


■スケジュール組み直し

ウェザーニュースでさらに情報を確認すると、オホーツク海の沿岸部は路面凍結の恐れがあり、網走は夜から更に冷え込むとの事で、今日予定していた網走ルートはこれで完全に絶たれた。風と雪が降り積もる中、そんな危険を冒してまでツーリングすることはできない。取り急ぎ網走の宿泊先のビジネスホテルをキャンセルする。

そもそもこんな状況でバイクを走らせることができるのか・・・、ルート以前に下手するとここで連泊する可能性も出てきた。相棒に急いで連絡してこれからの対策を練る。

天気予報を見ると昼前から曇りになっているので、チェックアウトギリギリまで待ってみようという相棒の意見に同意した。

しかし曇りが雨に変わる予報は許すが、雨が雪に変わる予報はふざけるな!といいたい。下手すると命を落としかねないぞ。




■宗谷岬断念

その間できることは天気予報を調べてルートを再考することのみ。

まず連泊する場合は明日の天気が重要だが、ウェザーニュースを見ると明日も稚内は未明から雪が降り積もり、明日も稚内を脱出できる見込みはない。となると意地でも稚内を脱出!の結論に達する。

じゃあ次はどこに行くかだが、更に道内の天気予報を確認すると札幌周辺は夕方から晴れ、明日は道東にかけて終日晴れるらしい。途中の旭川は今日の昼から明日いっぱい雪のマーク。釧路は明日から5日までずっと晴れ一時曇りの予報。稚内から釧路は距離的に無理。となると、今日は意を決して札幌に下りるしかない。後はいつ出発するかだけ。

ルートは決まったが、肝心の目的地の宗谷岬はどうするか。この吹雪の中、無理をすれば宗谷岬に行けなくはない・・・、かも知れないが、稚内から宗谷岬までは片道35キロ。往復すると70キロ。吹雪の中、宗谷岬に行って戻って、かつ札幌まで行ける自信はない。ということで、ここまで来て断腸の思いで宗谷岬を断念する。


■ホテル出発、来た道を戻る

昼前に吹雪が止む気配が一向に見えない空。旅行に来てこのままホテルで時間を潰すのももったいないので、意を決し9時前にホテルを出ることにする。朝から何もしていないのに既に疲れた感がある。

ホテルの従業員と話をする機会があった。その人曰く、「何年かに一度、5月上旬でも雪が降ることがあるんですが、こんなに寒い5月は久しぶりですよ」との事だった。おいおい、そんな寒い5月、何も今年来なくてもいいやろ、と心底思ってしまった。いつも嫁に雨男と馬鹿にされているが、今日から雪男と呼ばれそうだ。

出発に時間を取られたが、9時過ぎにようやくホテルを出発。雪道に気をつけながらバイパスを時速40km/h〜60km/hでゆっくり走る。昨日暖かくなった体がまたすぐに冷たくなりつつある。路面は凍結寸前だが、先のクルマが通ったわだち(跡)を走り、ひたすら南下する。


一向に止まない雪


■ルート再々考

時間がかかったが、ようやく豊富町まで降りてきた。速度が出せないので1時間走り続けても移動できる距離はわずか。しかし走りを止めるわけにはいかない。途中のセイコーマートで休憩していると、千葉(袖ヶ浦)からのライダーと遭遇した。

彼から「いや〜、ホント寒いですね」と声を掛けられ、どこに行くのかを聞くと「ここまで来たので宗谷岬です」との返答が。う!本当はうちらも宗谷岬に行きたかった!うちらは稚内から来て雪で道が危険ですよ、と伝えると、「とりあえず行けるだけ行って、行けそうになかったら戻ってきます」との返答を頂き、袖ヶ浦ライダーはその場を後にした。彼が無事に宗谷岬に辿り着いている事を祈りたい。

その後、相棒とルートを再考する。スマホでウェザーニュースを確認すると、このまま留萌側に出れば雪ではなく雨で済むらしいが、足寄、旭川経由だと昼から夕方にかけて雪が降る。どちらのルートがいい?と伝えると、相棒はまかせる!との事だったので、同じ道を通りたくないボクは更にチャレンジ精神で足寄、旭川経由を選ぶことにした。


■豊富から中川へ

中川町に入り、雪が少し止んできた。このまま雪が減ってくれれば・・・、の想いで国道40号を南下する。国道40号線も素晴らしい景色が広がり、道路はひたすら一直線。周りの人工物は電柱のみで草原がずっと広がる。これで晴れだったなら、どこで写真を撮るのか迷ってばかりだろうなあ。

道の駅「なかがわ」に着いたのは12時過ぎ。既に体がずぶ濡れだったので、一旦ここで暖を取る。自販機で熱い缶コーヒーを買ってきて手から体を温める。1時間ほど休憩した後、再び走り出す。なんか修行僧みたいになってきた。

途中、走っていて気になったのが天塩川の看板の多いこと。天塩川をあとで地図で調べてみると納得の長さだった。


路面の雪が段々減ってきた


■風連正麺ラーメン

足寄に入り、市街地をバイパスでパスした先にラーメン屋が見えたので迷わず入店。ずっと寒さが続いているので体を温めるには熱いラーメンが最適だ。

濡れた合羽をタオルで拭いて中に入り、味噌ラーメン大盛りを頼む。出てきたラーメンのウマいこと!!大盛りにしたので値段が1200円弱と少々お高いが、味は納得のうまさ。スープを一気に飲み干し、体を暖めることが出来た。ラーメン恐るべし!


熱々のラーメンは体の芯まで暖めてくれる

注文待ちの間、今日の宿泊先をじゃらんで探す。札幌市内で安そうなところで、相棒がリクエストする大浴場ありのところは・・・、ちょっと場所は離れているが、札幌市南区のアパホテルリゾートというホテルを予約する。駐車場無料もGOOD!


■旭川から一気に札幌へ

このまま国道40号で足寄を下って士別に入れば道央自動車道で一気に札幌に入れる・・・、と思ったのだが、途中、電子掲示板に士別〜旭川北は路面凍結のため、夏タイヤ禁止の表示が!一気に札幌を下る作戦はもろくも崩れ去ったが、これぐらいは想定内。夏タイヤ禁止解除がされているところまで下道でひたすら進む。

途中、所々で現在の気温と路温が表示される。路温があるのがいかにも北海道らしい。ボクは見逃したが、山の中に入ったとき気温が-3℃の表示だったらしい。士別から旭川に向かう国道40号は山の中を突っ切っていて、「路面凍結、注意!」の電子掲示板が頻繁に目に入る。しかしここまで来たら他に戻る道はない。

旭川に入り、旭川北ICでようやく夏タイヤ禁止の表示が解除され、一気に道央自動車道から札幌に向かう。残り150キロ。高速ですっ飛んでいけば2時間弱。旭川から深川に入り、滝川、砂川に入った辺りで空が青くなってきて、北海道に来て初めての太陽を夕日で確認する。今まで生きてきて一番嬉しい太陽だったのは間違いない。北海道に青い空ってあったんだ・・・、と感動してしまった。もしクルマで走っていたなら間違いなく写真を撮っていたことだろう。

そんな感動もよそに札幌に近づくにつれ、猛烈な強風がNinjaを襲う。昨日経験した風のさらに1.5倍は強い風で感動の後に再び恐怖を覚えてしまった。あまりに風が強いので、札幌の手前の江別西ICで降車し、下道でホテルに向かう。北海道の強風、怖すぎ!


■夕食はホテル内の居酒屋で

札幌市の市街地に入ると、福岡市天神と似たような錯覚に陥る。市街地を抜けて20時過ぎに市内のホテルに到着。とにかく無事に札幌に来れて本当に良かった。バンザーイ!!

部屋に入り、早速着替えて相棒と夕飯を取るため、ホテル内の居酒屋に入る。一旦部屋に入ると外に出て夕食場所を探す気には到底なれなかった。

夕食は北海道名物を色々頼んでみた。ラーメンサラダ、ザンギ、ウニコロッケ、海鮮物など。生きているだけで丸儲け、今日無事に札幌に到着できたことを祝うような食事の数々だった。


玉子焼きにザンギに汲み出し豆腐にウニコロッケ


名物、ラーメンサラダ

食事の最中、この2日間の辛い想い出が走馬灯のように蘇る。相棒と2人で既に北海道ツーリングが終わった気分になってしまった。それぐらいこの2日間の想いが強すぎて、まだ半分以上残っているツーリングでこれ以上の想い出ができるのか、不安でならなかった。



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