■ 北九州を出発 (北九州~めかりPA)
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今日は金曜日。北九州から北海道へ向かうには舞鶴から小樽行きのフェリーに乗る必要があるが、今日中にフェリーに乗りたかったので相棒と一緒に午前中で仕事を切りあげてきた。
北九州から舞鶴までは約620キロ。高速道路をひたすら自走しても舞鶴へは21時に到着見込み。フェリー出発は23時50分だ。
出発前にオドメーターを確認するとちょうど13000キロ。朝のうちにバイクの荷支度はしていたので、家に戻ってきて手間取ることなく出発準備が整った。さて、舞鶴に向けて出発しよう。 |
出発して下到津インターチェンジから北九州都市高速に乗って東に向かって走る。今日は天気がいいので走るのが楽しそうだ。ただ、明るいうちにどこまで行けるかは気になるところ。 |
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北九州都市高速からそのまま九州自動車道へ。 |
北九州市門司区の「めかりパーキング」にて。走り始めてまだ間もないが、荷物チェックを怠ったせいで荷物があるのか気になった。特に大切なのはGoProやデジカメやSDカードといった記録系の機器。旅の記録はツーリングをする上で安全の次に重要な物なのだ。さて、気を取り直して先に進もう。 |
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■ まずは美東SAで休憩 |
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中国自動車道でひたすら東へ向かって走る。気温もちょうど良くてメッシュジャケットだと風がモロにあたって気持ちいい。去年のこの時期は非常に暑くて、とてもバイクに乗れるような気温でなかったと記憶する。(去年の夏はツーリング出来なかった)
今年は未だに梅雨が明けていない。梅雨が明ける気配が一向に見えないが、梅雨が明けると気温が一気に高くなり、今度は天気が良くてもバイクに乗れる時間は限られてしまう。つくづくバイクは面倒な乗り物だと思う。 |
北九州を離れてからまだ80キロだが、昼食をとっていなかったので美東サービスエリアで休憩を取ることにする。先は長いからね。無理は禁物だ。 |
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美東サービスエリアといえば美東ちゃんぽん!と思ったが、美東ちゃんぽんは下り側にしかないらしい。ガッツリ定食を食べると走っている最中に眠くなりそうなので、山口名物の瓦そばにした。
瓦そばは山口名物というより下関の川棚名物だが、下関や門司港以外ではほとんど見掛けない気がする。ツユや麺、肉や錦糸卵など全体的に甘い味付けの瓦そば。たまに食べると美味しい。 |
美東からすぐ先の山口ジャンクションで中国自動車道と山陽自動車道の分岐になる。九州から関西に向かう際に必ずぶつかる最初の壁だ。(笑) どちらのルートを走っても関西には行くことができるが・・・。 |
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中国自動車道と山陽自動車道。
関西までの距離は山陽自動車道のほうが短いが、中国自動車道は山間部の過疎地を走るのでとにかく交通量が少ない。逆に山陽自動車道は沿線沿いに広島市や福山市、倉敷市、岡山市、姫路市など大都市が連なっているので交通量は圧倒的に多い。道路形状は中国自動車道はトンネルが少ないのでカーブが多く、山陽自動車道はトンネルが多くて直線が多い。これがそのまま距離の差になっている。
今回も前回の北海道ツーリングと同様に中国自動車道を選択した。交通量が少ないということは事故の可能性も低くなり、とにかく時間を読める(到着時間の予測がしやすい)ということ。山陽自動車道だと時間帯によっては渋滞に巻き込まれて時間が読めない可能性があって危険だ。ちなみに冬だと中国自動車道は凍結の可能性が高いので基本、山陽自動車道の一択になる。
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■ 中国自動車道を淡々と・・・ |
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中国自動車道に入った途端に車が極端に少なくなる。中国自動車道で関西に向かうのは前回の北海道ツーリング以来なので7年振り。 |
一時だけ島根県に入るが、再び山口県に戻る。中国自動車道はやっぱ走りやすい。適度なカーブに平均以下のクルマの量。休憩が多くて時間が押しているので走れるだけ走ろう! |
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美東サービスエリアから200キロ先の七塚原サービスエリアまでノンストップで走ってきた。2時間20分休憩なしで走ったので少しクタクタ。時間は16時40分。相当走ってきたが、舞鶴までまだ半分も走っていない。 |
中に入ると閑散としている、というか客はゼロ。土産コーナーも申し訳なさそうな感じの小規模で昭和のサービスエリアの雰囲気だ。 |
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テレビを見ると東京だけコロナ感染が増えているらしく東京だけGoToキャンペーンの対象外になるらしい。東京は人口が多いので感染者が他の道府県と比較しても圧倒的に多いのは当然だろう。しかし全体の人口から見れば限りなくゼロに近い数字だと思うが、気のせい?
(毎年何百万人も感染しているインフルエンザのほうが遥かに怖い)
さて、さらに進んでいこう。 |
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■ 明るいうちが勝負
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七塚原サービスエリアを出発して、そのうちに岡山県に入る。新見に差し掛かったところで雨が降ってきた。合羽を着ていないので結構辛い。頼む、何とか天気が持ってくれ! |
雨に打たれつつ、大佐サービスエリアに立ち寄ってガソリンを給油する。明るいうちに走れるだけ走りたいので立ち寄るのはガソリンスタンドのみ。現在17時40分。
高速道路だと若干燃費が悪くなる。SV650は60~80km/hだと燃費がいいが、それ以上だと燃費が悪くなる。 |
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そのあとも雨に降られながら走ってきたが、岡山県真庭市の北房ジャンクションに来た頃に空はほぼ回復する。 |
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北房ジャンクションから舞鶴まで250キロ。北九州から370キロ走ってきたが、まだまだ先は長い。この先の勝央サービスエリアと舞鶴の距離がちょうど200キロ。前回の北海道ツーリング復路で舞鶴から勝央サービスエリアまで夜間に一気に走った記憶あり。
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少し休憩したいが、勝央サービスエリアを通過する。舞鶴まであと200キロ!明るいうちに行けるところまで行こう。 |
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辺りはかなり暗くなってきた。現在は19時半。 |
ようやく吉川(よかわ)ジャンクションまで来た。ここで舞鶴自動車道に分岐する。舞鶴まで近づいてきたことを実感する。しかし、虫がめちゃくちゃ飛んできてヘルメットが虫だらけに・・・。(T_T) |
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吉川ジャンクションから15分ほど走って西紀(にしき)サービスエリアで休憩。疲れた! |
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大佐サービスエリアでガソリンを入れるために一旦停止をしたが、休憩は七塚原サービスエリア以来なので、ここまで一気に270キロ走ってきたことになる。明らかにオーバーペース。 |
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■ 舞鶴市内へ・・・
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写真だと分かりにくいがバイクが虫だらけでベトベト。ここまで酷くなったのは近年記憶にない。相棒は白のジャケットなので虫で色が変わってしまった。 |
休憩がてら、ここで夕飯を食べたかったが、コロナウイルスの関係でフードコートは20時で閉店。ちょっとがっかり。
外のベンチで腰を掛けていると、続々とバイクが停車しては走り出していく。大半は北海道行きのバイクとみて間違いないだろう。 |
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20分ほど休憩して西紀サービスエリアを出て舞鶴を目指す。舞鶴まではあと少しだ。 |
ようやく舞鶴西インターチェンジに到着。北九州からここまで長かった。高速料金は9,790円! (平日なので割引が一切なくて高い) |
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お腹が空いたー。相棒とどこかバイクが停められる飲食店を探すが、結局これといったところは見つからず、無難なココイチへ。
ちなみにココイチの向かいのお好み焼き「おかあちゃん」は9年前の北海道ツーリングの際に立ち寄っていたりする。今日はお好み焼きをのんびり焼いている時間がないのが残念だ。 |
スクランブルエッグにクリームコロッケをトッピング!いつもこればかり。
ボクはナン付きのインドカレーのほうが好きなのでココイチは年に数回行く程度だが、今日は走り切ったあとなのでさらに美味く感じる。 |
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■ 舞鶴港へ到着。新日本海フェリーへ乗船
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遅い食事を取った後は舞鶴港へ。
舞鶴港では既にバイクが多数停車している。今日は金曜日なので関西圏のバイクは仕事帰りにそのまま舞鶴港へ直行してくるパターンも多いと思う。 |
既に小樽から来たフェリーは舞鶴港に入港している。このフェリーがそのまま折り返しで小樽へ向かうのだ。さて、窓口に行って入船手続きをしよう。 |
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中に入ると最初にサーモカメラで検温される。コロナウイルスの関係で発熱があるとフェリーに乗れないらしい。ちなみに職業上、サーモカメラのアプリを開発することもあるが、サーモカメラも性能によって精度はかなり違うので、これで正確な温度を検知できるかは不明。
まあ、検温したという事実が必要なのだろうけどね。 |
窓口で予約番号を伝えると簡単に発券してもらえた。今回宿泊する部屋はツーリストS。本当はステートBにしたかったが、今日から貸し切り料金がかかるので、ワンランク落とした。相棒も同じツーリストS。 |
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しかし、バイクが多いね。全部で70~80台ぐらいか。
時間は既に23時。この乗船を待っているドキドキ感がたまらない。これだけで北海道ツーリングに来た!という実感があるよ。7年振りの高揚感。皆で高揚感を実感できるこの待ち時間がたまらないね。
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そのうちに乗船案内が始まり、バイクが次々とフェリーに入り始める。 |
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ようやく乗船できた。荷物は最低限のものだけ持って船内に移動する。これであとは北海道小樽に到着するのを待つだけだ。 |
明日のグリル(コース料理)の件でちょっとした行き違いがあったが、無事にグリルも予約できたし、後は部屋に入って寝るだけ。今日は相当疲れたよ。相棒もさすがにクタクタの様子。
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ツーリストSはこんな感じの個室。これで鍵付きの扉があれば満点だが、ツーリストAと比べるとこれで十分。もう寝よう。 |