■ 出発まで |
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昨日同様、5時に目が覚める。
夜、眠りが浅かった。5月とはいえ思った以上に寒く、シュラフの上にジャケットを被せて寝たので少し重かった。湖の真横というのも寒さに和を掛けていると思う。ボクが持っているモンベルのシュラフは0℃が快適ギリギリらしいので、これぐらいが限界。今回、コットを初めて使ったけど、凄く快適だった。エアーマットはもう要らないね。
朝起きてテントを出ると天気はすこぶる快晴。今日も気持ち良く走れそうだ。 |
SV650は夜露でびしょびしょに濡れていた。シートバッグにバイクカバーを付けていてよかったよ。素の状態なら中にある衣服も完全に湿っていたと思う。 |
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西湖オートキャンプ場はゴールデンウィークでも疎(まば)ら。富士山が見えないのであまり人気がないのだろうか。ここはトイレも綺麗で湖も見えるし広くて快適なので玄人好みのキャンプ場といえる。 |
となりのキャンプ場にはコテージが並んでいるが、家族連れであればコテージ利用がいいと思う。ただ、ホームページで値段を調べてみると3~5万円と結構高額。九州なら半額以下だと思う。 |
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テントも夜露で濡れていたが、適当に拭いて片付ける。
周りのキャンパーは朝食の準備をしているようで食器の音がカチャカチャ聞こえて来たが、キャンプで食べる食事はちょっと羨ましい。今度はクッカーを用意しようかな。せっかくのキャンプなのにコンビニ弁当なんて寂しいし、朝、淹れ立てのコーヒーを飲みたいからね。 |
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■ 富士山スカイラインへ向かう |
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西湖オートキャンプ場からすぐ近くの富士河口町の役場前交差点にて。朝早いので空気が澄んでいて気持ちいいね。電線がないと日本の空も綺麗に見える。人間は目から見る風景や景色の効果というのが大きくて、こういった景観を少しでも増やしていくために一刻も早く電線を地中に埋めるべきだと思う。 |
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山梨側から山中湖を越えて静岡側に出てきた。
途中、忍野八海の案内板が出ていて、前から行ってみたいとは思っていたが、今回は時間の関係上パス。山中湖周辺もまったく走ったことがないので、次回のツーリングは山中湖、箱根、秩父、八王子、相模原を中心としたルートで計画したいと思う。 |
富士山スカイラインにて。
ようやく山梨の反対側に回ってきた。静岡から見る富士山も素晴らしい。
左側は自衛隊の演習場(東富士)らしい。全国をツーリングするたびに日本には多くの自衛隊の演習場があることを思い知る。かなり広大な土地だ。 |
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富士山スカイラインの大鉢駐車場にて。ずっと快走路で写真を撮ろうと思ったけど、なかなか写真を撮るスポットが見つからずにこの駐車場に停車してみたが、木が邪魔をして富士山が見えないね。 |
頂上に近づいてくるたびに富士山が迫ってくる。
こちらの道路は山梨側の富士スバルラインと違って全線無料。路面は富士スバルラインのほうが走りやすくはあるが、適度なカーブが気持ちいい。カーブが続く道こそバイクで走る特権やね。 |
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富士宮口五合目までやってきた。朝から陽が出ているとはいえ、頂上まで来るとかなり寒い。ここでキャンプなんて考えたくもない。
富士宮口五合目はクルマやバイクで来れる日本の最高地点で標高2380メートル。(以前は乗鞍スカイラインが2700メートル以上あったらしいんだけど、ボクがツーリングを始める前からマイカー乗り入れ禁止になってしまった) ここは雲の上より高いことがあるらしいから、下が雨でもここだけ晴れというのもあるのではないだろうか。 |
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富士宮口五合目にて記念撮影。上を見ると歩いて行けそうだが、上に行くまでに4~5時間はかかるらしい。 |
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富士宮口五合目から海側を撮影。霧があってはっきりと景色は見えないが海との境は何とかわかる。 |
これで今回のツーリングで計画していた行きたい場所は終了。さて、今度は西に向かって走ろう。 |
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■ 東海に向かおう |
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この後の予定だが、ボクは2年前に名古屋に転勤した会社の仲間と会うことに。相棒は明日中に北九州に帰らないといけないので今夜、阪九フェリーで神戸から新門司行きに乗ることに。(フェリーは既に予約済)
さった峠を越えたあと、相棒とは清水ICで解散。
(初日からありがとう!また、近いうちにツーリングに行きましょう) |
このあと、国道1号を淡々と走って道の駅「掛川」へ。
国道1号を初めて走ったが、バイパスが多く、信号も少ないのでここまでかなり快適に走ることができた。北九州から大阪に向かう際に利用する国道2号とはすごい違いだ。
昼食を食べていないのでここで食べようと思ったが、あまりの混雑振りに食べる気が失せてしまった。 |
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ということで、昼食はこれ。浜松名物「うなぎパイ」
別にウナギの味はしないんだけど、普通にパイ生地が美味しいんよね。名古屋に出張に行った人がよく買ってきてくれる土産の一つ。あとは伊勢の赤福とか。(どちらも名古屋には関係ない)
浜松といえばもう一つ、忘れてはいけないのはバイク処でもあるということ。スズキ、ヤマハ、ホンダと日本の二輪を支えているのは浜松といっては過言ではない。時間があれば工場見学なんか楽しそうだけどね。 |
浜松を越えて愛知県に入る。名古屋の知人は東海市にいるので岡崎市から国道1号経由で大府のほうに向かう。しかし、渋滞が酷くてここに来るまでに疲れた。これがあるから大都市圏を走るのは嫌だね。ツーリングではなくて完全にただの移動になっていてストレスが溜まりまくる。
途中の道の駅「藤川宿」で小休止。バイク置き場にはなぜか北九州ナンバーのバイクがいてびっくりした。(会話をするチャンスはなかったが) |
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道の駅はなぜか和風系の土産物がたくさん置いていて、江戸時代のものが多いね、と見ていたらそれもそのはず。岡崎市は徳川家康の出身地ということらしい。他にも武将どころがたくさん出ている様子。
九州人からするとこのあたりの地理や歴史に疎いので、こういった道の駅で情報を取得するだけでも楽しかったりはするんだけどね。
よし、今年は長野出張があるから、出張帰りに経由地の名古屋で観光することにしよう。 |
そのあと東海市に入ったのは17時過ぎ。友達に連絡を取って待つこと20分で現れた友達、チーオーさん。久々やな。2年ちょい振り。彼は今週はずっと仕事だったらしい。ボクがせっせと遊んでいる間に仕事とは可愛そうに(笑)
待ち合わせ場所はチーオーさんおススメの「寿み吉」というとんかつ屋。 |
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名古屋は北九州と違ってうまい店が少ないと嘆きつつ色んな談義を。会社の話題がほとんどだけど相棒のミスターエスとさっきまで一緒だったことを話すと驚いていた。北九州からずっとツーリングで走ってきたことを話すと相変わらずと言わんばかりの顔(笑) 彼は北九州生まれの北九州育ちの人間なので、北九州に戻りたいらしいが、奥様は群馬出身なので心境は複雑らしい。まあ、転勤はいつやってくるかわからないし、会社員は上層部の指示に従わざるを得ないからねえ。
ボクも将来、転勤になったらどうしようかな。会社を辞めるか、そのまま転勤先で楽しむか。転勤先が名古屋ならそれはそれでいいかもね。ボクの場合はツーリングがあるから転勤先でも楽しめそうではあるが。 |
東海市で彼と別れたあと、適当に宿泊先を探して辿り着いたのが四日市市の自遊空間。ホテルは相変わらず空いていないし、時間が遅くなるとキャンプはできないので行きつく先は結局インターネットカフェ。(ネットカフェは本当に1人旅の強い味方!) |
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